日本の祝日、すべて言えますか?①
こんにちは、岩田です。
突然ですが、皆さんは日本の祝日の名称と日付をすべて言えますか?
私たちは仕事上頻繁に目にするので気が付くと覚えていましたが、余程のことがなければ完璧に覚えることはないでしょう。
そこで今回は、祝日について詳しく説明していきたいと思います。
まずは、祝日の一覧表から。
元日 …1月1日
成人の日 …1月第2月曜日
建国記念の日…2月11日
天皇誕生日 …2月23日
春分の日 …春分日
昭和の日 …4月29日
憲法記念日 …5月3日
みどりの日 …5月4日
こどもの日 …5月5日
海の日 …7月第3月曜日
山の日 …8月11日
敬老の日 …9月第3月曜日
秋分の日 …秋分日
スポーツの日…10月第2月曜日
文化の日 …11月3日
勤労感謝の日…11月23日
祝日の数はすべてで16日です。ご存知かとは思いますが、日曜日が祝日となった場合、翌日の月曜日が振替休日となります。
次にそれぞれの祝日の由来などを、2020年の祝日の日付とともに説明しようと思います。
元日(1月1日)
日本では、明治時代から昭和前期まで「四方拝」という皇室行事にちなんで、「四方節」と呼ばれていました。1948年に公布・施行された国民の祝日に関する法律によって、「年の初めを祝う」国民の休日となりました。
「元旦」という言葉をよく耳にするかと思いますが、「元旦」と「元日」の違いをご存知でしょうか。
「元旦」の「旦」の意味として、夜明け、朝、早朝という意味があることから、「元旦」は元日の朝を指す言葉です。
一方「元日」は1月1日の一日中をさします。間違えないよう気をつけましょう。
成人の日(1月13日)
「おとなになったことを自覚し、みずから生き抜こうとする青年を祝いはげます」ことを趣旨とした祝日です。
ハッピーマンデー制度が導入される以前の1999年までは1月15日でした。1月15日は小正月であり、成人を示す儀式である「元服」が行われていたことからこの日とされていました。
2000年以降、1月の第2月曜日に変更されました。
成人の日の前日の日曜日に成人式を開催する自治体が多いようですが、東北地方などの雪が降る地域ではお盆に開催する自治体が多いようです。
建国記念の日(2月11日)
「建国をしのび、国を愛する心を養う」日として、1966年の祝日法改正により定められ、翌年の1967年から適用されました。
実は、日本では実際の建国日が明確になっていません。では何故2月11日が建国記念の日かというと、初代天皇とされる神武天皇の即位日が紀元前660年1月1日(旧暦)にあたり、これをグレゴリオ暦(新暦)に換算した日付となっています。
天皇誕生日(2月23日)
今上天皇陛下の誕生日を祝う日として制定されました。
歴史をたどると、光仁天皇時代の775年11月10日に「天長節」の儀が執り行われたのが最初とされています。
1948年に「天皇誕生日」に改称されました。
1988(昭和63)年までは4月29日、2018(平成30)年までは12月23日、2019(令和元年)は特例で実施されず、2020(令和2)年より2月23日となっています。
春分の日(3月20日)
自然をたたえ、生物をいつくしむことを趣旨として制定されました。
春分の日は毎年決まった日付や曜日というわけではなく、3月20日から3月21日頃とされています。
なぜ日付が同じではないのかを説明しますと、太陽が春分点を通過した瞬間(0°)を「春分日」としており、この「春分日」を含む日が二十四節気の「春分」とされています。地球が公転するのにかかる日数は365日と6時間程です。1年毎に春分点が6時間程ズレるため、春分の日が異なる日付となるのです。
余談ですが、毎年のズレを調整するために4年に一度閏年を設けています。
いかがだったでしょうか。今回は春分の日で終わりたいと思います。
次回は昭和の日から続けていきます!それでは!
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