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身近にある手帳・本の名称

こんにちは、小宮です。

6月に入りじめじめとした日が続いていますね。体調管理には気をつけねばと思う日々です。

さて、本や手帳の各部分には様々な名称が付いています。身近にある手帳には意外と多くの名称があり、知ると少し手帳を使う事が楽しくなるかもしれません。少しご紹介したいと思います。



①天・地

手帳ページ上部を「天」と言い、手帳ページ下部を「地」と言います。 天には物の上部を指す意味があり、地には物の下部を指す意味があります。物の上と下、頂点と底点の意味でこの様な名称になったと考えられます。上下の意味で合わせて天地と言う呼び方もします。

また、上と下は文字の形が似ているために間違いを防ぐために形の異なる天と地と言う名称を用いるようになったとも言われています。

②背

背は中身を束ねている部分、またはその外側を指します。書棚に立てた際に見える所ですので、書籍では一般的に書名・著者名・出版社名が入ることが多いです。

③小口

手帳や本は製本の過程で背以外の三方の紙を切り落とす(断裁する)のですが、この三方の断面を小口と言います。小口には物の端や切り口・断面と言う意味があります。手帳や本で小口と言う場合は、背とは反対側にある、ページをめくる前小口を指します。

小口には様々な加工や装飾を行う事ができます。 箔を付けたり、染色するなどして耐久性や防汚性を高める加工や、検索性を高めるインデックス加工があります。これらは実用性と共に装飾性・デザイン性の向上も期待できます。

小口 箔

小口 インデックス

いかがだったでしょうか。 身近にある手帳の名称。調べてみると色々な発見があるかもしれませんね。


参考文献:本の知識