よい風呂の日
こんにちは、藤島です。
29日からGWに突入ですが、3度目の緊急事態宣言が発出されました。新型コロナ変異ウイルスも次々と確認されてます。不安です。しかし、これ以上どうしたらいいのかもわかりません。不要不急の外出の自粛、マスクの着用、石けんによる手洗いや手指消毒などをより徹底していくしかないのでしょうね😢
今日4月26日は、「よい風呂の日」です。親子でお風呂に入って、親子間の対話を深めたり、家族同士のふれあいを促すことを目的とする記念日です。由来は、よい(4)風呂(26)の語呂合わせで2014年に「テルマエ・ロマエ II」制作委員会が制定し、日本記念日協会が『テルマエ・ロマエ よい風呂の日』(正式名称)と認定しました。
映画「テルマエ・ロマエ」は、古代ローマ帝国の浴場設計技師(阿部寛さん)が現代日本の銭湯にタイムスリップして、お風呂に関するいろいろな知見を深めて、古代ローマに持ち帰るという物語をコミカルに描いている作品で、大ヒットを記録しています。(原作はヤマザキマリさんの漫画)
お風呂に関する記念日
- 毎月26日「風呂の日」 東京ガスが1985年(昭和60年)5月に制定。「ふ ⑵ ろ ⑹」の語呂合せ。
- 「お風呂の日」 2月6日。2と6で「風呂」 一般社団法人「HOT JAPAN」が制定。2016年(平成28年)に日本記念日協会により認定・登録。
- 「露天風呂の日」 6月26日。岡山県真庭市の湯原町旅館協同組合と一般社団法人・湯原観光協会が制定。2016年(平成28年)に日本記念日協会により認定・登録。
- 「夏風呂の日」 7月26日。夏風呂の愛好家らが制定。
- 「いい風呂の日」 11月26日。 日本浴用剤工業会が制定。日本記念日協会により正式に登録、認定された記念日。
- 「酒風呂の日」 長野県信濃町で銘酒『松尾』の蔵元を営む 株式会社 高橋助作酒造店の高橋邦芳氏が制定。湯で治すと書く「湯治」(とうじ)の語呂が、暦の二十四節気の「冬至」(とうじ)や、日本酒製造の責任者である 「杜氏」(とうじ)を連想させることから制定されました。四季の節目である「春分」「夏至」「秋分」「冬至」の年4回になります。酒風呂に入ると体がよく温まり、お肌がつるつるになり、リラックスできて、ぐっすり眠れるなどの効果があるとされてます。
お風呂に関する記念日がこれだけ多いのは、日本人が風呂好きだという証なのかもしれませんね。
風呂の語源は
物を保存するために外気を防ぐように作った部屋である「室(むろ)」が転じたとする説、茶の湯で湯を沸かすために使う道具である「風炉(ふろ)」に由来するという説があるようです。なお、お風呂の歴史は大変古く6世紀頃からで、仏教の沐浴が始まりとされてます。
●入浴の歴史については、こちらをご覧ください。
https://www.bathclin.co.jp/happybath/%e5%85%a5%e6%b5%b4%e3%81%ae%e6%ad%b4%e5%8f%b2-2/
お風呂の効用
➀ 水圧作用 お湯に浸かることで体に水圧がかかり、末端の静脈やリンパ管が圧迫され、心臓の働きが活発になり、全身の血行が良くなります。
② 浮力作用 お湯の中は浮力があるので、体重は約9分の1程度になります。体重を支えている筋肉や関節の負担が減り、体のこわばりが和らぎます。身体が軽くなるので、心身共にリラックスできます。
③ 温熱作用 お湯に浸かることで体温が上がり、毛細血管や皮下の血管が広がって、血流が良くなり、新陳代謝も高まります。39度前後のぬるめのお湯にゆっくり浸かる事で、副交感神経の働きが増して精神的にも安らぎ、落ち着いた気分にさせてくれます。
コロナ禍を経て「おうち時間」が延びたことも影響し、湯船に浸かる人も増え、入浴時間も長くなっているようです。「免疫力や体力を高めるために、湯船に浸かる時間が長くなった」とか「湯船で音楽や動画を見る」などお風呂時間を楽しんでる人も増えてます。入浴剤にお金をかけたり、お風呂用のテレビやタブレットを購入したりと、お風呂場が自分のためのプライベート・ルームに変化してきてるみたいです。電気を消して、アロマのフローテイングキャンドルを浮かべたり、お香を焚いて香りを楽しんだり。普段はなかなかバスタブに浸かれない人も、休日には ”バスタブトレー” をセットしてスマホを操作したり、本を読んだりなど、長風呂を楽しむのもストレス解消にはいいと思います。
日本人にとって、入浴とは体を洗うためだけではなく、 一日のストレスや疲れを洗い流してくれる大切な癒しの時間なのかもしれませんね。