春一番名附けの日
みなさんこんにちは!岩田です。
2月15日は春一番名附けの日です。春一番についてお話しようと思います。
春一番とは?
春一番とは北海道や東北、沖縄を除く地域で立春から春分までの間に南から吹く風のことです。ちなみに2021年は2月3日から3月20日までの期間です。期間が限られているため、発生しない年もあります。
南から吹く風といっても条件がいくつかあります。この条件を全てクリアすることによって初めて春一番と認められます。
- 立春から春分の間であること
- 日本海で低気圧が発達していること
- 前日より気温が高いこと
- 東南東から西南西の範囲内で風が吹くこと
- 10分間の平均が風速7~10m/sを超えていること(地域により変動)
春一番が吹いた日は気温が上昇し、その後は気温が下がり寒さが戻ることが多く、これを「寒の戻り」といいます。また、春一番に続いて吹いた南風を春二番、春三番と呼びます。
春一番の由来
1859年2月13日に、長崎の漁師53人が突風に遭い転覆し全員が亡くなりました。それ以降漁師たちはこの頃に吹く強い南風を「春一」や「春一番」と呼ばれるようになったと言われています。
2021年の春一番は?
気象庁は2月4日、関東で春一番が吹いたと発表しました。4日の午後7時までに観測された最大風速は、東京都心では8.6m/s、千葉市では14.2m/s、横浜市では10.9m/sでした。
今までに観測されてきた春一番の中で最も早かったのが1988年2月5日だったのですが、2021年に新たに最早記録を更新しました。ちなみに最晩記録は1972年3月20日です。
いかがだったでしょうか。最近は徐々に暖かくなってきているように感じます。それにつれ花粉の飛散量も増えていきます。目が痒くなったり辛い時期になりますが、顔に触れる際はこまめに手洗いを心がけましょう。